アルミ角パイプ溶接はお任せください!丁寧に精度良く仕上げます

アルミ角パイプの溶接

アルミ角パイプを溶接で接合するか、接合せずに組み立てるかでお悩みではありませんか?どちらにもメリットとデメリットがあるため、それぞれの特徴を把握した上で最適な方法を選ぶことが大切です。今回は、溶接に焦点を当てて解説していきますが、小池製作所では溶接と組立のどちらにも対応しております。もし、お悩みでしたらお気軽にご相談ください。

溶接は、接合する箇所の金属を高温で溶かし、溶けた金属同士を混ぜ合わせて接合する加工方法です。ここでは、アルミ角パイプを溶接で接合する際のメリットを見ていきましょう。

  • 組立作業の負担が軽減される
  • 接合部の強度が高い
  • 気密性が高い

アルミ角パイプを、ボルトやナットで固定して組み立てるのに比べ、溶接は少ない工程で作業者の負担を軽減できます。また、溶接は接合部の強度や気密性が高いため、耐久性や気密性が求められる部品に適している接合方法と言えます。

アルミ角パイプの切削から溶接までの流れ

アルミ角パイプを用いた部品や製品は、どのように加工され、溶接まで至るのかご存じでしょうか。ご依頼内容にもよりますが、アルミ角パイプを用いた製品の加工の主な流れは、以下のとおりです。

  • 各種加工(切削加工・穴あけ・曲げ加工など)
  • 仕上げ
  • 溶接・組立

アルミ角パイプは、目的の寸法・形状まで加工や仕上げを行ったあと、必要に応じて溶接や組立を行います。もちろん、加工内容によっては順番が前後したり、表面処理などその他の加工や処理が必要となったりする場合がありますので、あくまで一例としてご覧ください。

以下では、各工程で行われる主な加工内容(切削加工、穴あけ・曲げ加工、溶接・組立)を詳しく解説します。アルミ角パイプを用いた製品や部品の製作をお考えで、加工の内容や流れについて知りたい方はご参考になさってください。

工作機械による切削加工

長尺のアルミ押出形材を使用する場合、工作機械を用いて図面指示通りの寸法で切断します。ただ、アルミは伸びやすい素材ですので、切断時にバリが発生しやすくなります。したがって、切断後の処理としてバリ取りを行います。寸法に高精度が求められる場合は、旋盤を用いてフライス加工を行い、切削面を綺麗にしていきます。

また、工作機械を使用すれば、複雑な形状を削りだしたり、穴をあけたりすることができますので、角パイプを切断するだけでなく目的の形状に加工できます。特に、最終的に組立を行う場合は、角パイプに皿穴やタップ穴など、固定具を通す穴をあける必要があるでしょう。

プレスによる穴あけ・曲げ加工

プレスを用いて加工部分に圧力をかけることで、アルミ角パイプに穴をあけたり、曲げたりすることができます。切削加工でも穴をあけることはできますが、プレス加工は切削せずに穴抜き型という金型を使用して穴抜き加工という加工方法で穴をあけます。丸、楕円、四角、異形形状など、目的の形状の穴にあわせた金型が必要になります。

曲げ加工を行う場合は、3〜4つの金型を組み合わせ、金型に沿ってパイプを設置し、横から圧力をかけて曲げます。このようにして、アルミの角パイプを目的の形状に曲げます。なお、プレスでもアルミ角パイプを切断することは可能です。加工方法によってかかるコストが異なりますので、もし、どの加工方法が最適かアドバイスがほしいという方は、お気軽に小池製作所までご相談ください!

仕上げ

各加工後は、必要に応じて角パイプに仕上げを行います。仕上げを簡単に説明すると、表面の凸凹をなるべく平らにしていく作業となります。主に、荒加工、中仕上げ加工、仕上げ加工の三段階で、求められる精度に仕上げていきます。

また、アルミの角パイプに美観や平滑性が求められる場合は、鏡面仕上げを行います。鏡面仕上げとは、その名の通り鏡面のような綺麗な光沢が出て、表面が滑らかな仕上がりになります。なお、工作機械による切削加工は精度よく加工できますが、高い精度が求められる場合は仕上げを行う必要があります。

溶接・組立

溶接もしくは組立を行い、複数の部品を接合したり、固定したりして、製品を完成形に近づけていきます。ただし、アルミは溶け落ちやすい素材ですので、溶接が難しく対応できる会社が限られてしまいます。したがって、対応可能な会社が見つからず、お困りになる方も多いです。
なお、小池製作所にはアルミの溶接の資格を持っている社員がおりますので、対応可能な会社をお探しの方はぜひ弊社へご相談ください。

また、角パイプを組み立てる場合は、その数が多いとスペースが取られてしまうため、広いスペースが必要となります。過去には、オフィスが狭く作業が困難なため、弊社に組立作業のご依頼をされた方もいらっしゃいました。

アルミ角パイプの溶接が必要となるケースとは?

アルミ角パイプの溶接が必要となる主なケースは、以下のとおりです。以下に当てはまる場合は、溶接を検討されるとよいでしょう。

  • 作業の簡略化が必要な場合
    組み立てるための部品の数や加工工数が多くなってしまう場合、組立作業の手間がかかる上に、加工や部品調達にコストがかかるため、溶接で接合した方がコストを抑えることができます。
  • 気密性や強度を求める場合
    組立では、強度や気密性を保持するのが難しいため、高い強度や気密性を求める場合は溶接が適しています。
  • 軽量にする必要がある場合
    組立する場合は部品数が増えますので、それだけ重くなります。溶接は接合したい部材を直接溶かして接着するため、最低限の部品で製作できます。特に、軽量化を目的としてアルミを選定した場合は、溶接を検討するとよいでしょう。

小池製作所はアルミの溶接が得意です!

小池製作所は、アルミの溶接を得意としています。先述しましたが、アルミは熱伝導率が高いため、溶け落ちやすく溶接が難しい材料です。接着できても、歪みにより精度が落ちる場合もあります。
弊社では、歪みをプレスなどで調整し、精度よく仕上げます。また、気密性が求められる製品の場合は、溶接後に漏れ試験を行い、試験に合格したものを納品します。そのほか、必要に応じて検査を行いますので、品質においてもご安心ください。

アルミ 角パイプ 溶接 小池製作所

溶接は、アルミの他、ステンレスや鉄に対応しております。そのほかの接合方法としては、銅・真鍮・アルミのろう付けや、真鍮・アルミのはんだ付けも可能です。ご依頼の際は、用途や目的などをお伺いした上で、接合加工をするか、組立をするか、適した方法を検討することもできますので、お気軽にご相談ください!

溶接やその他金属加工のご依頼はこちら

アルミ角パイプの溶接について解説しましたが、いかがでしたか?
アルミの溶接やその他金属加工は、どうぞ小池製作所へご依頼ください。設計からご依頼いただくことも可能ですし、アルミの溶接は技術が必要になるため、溶接の外注先をお探しの方も歓迎いたします。

アルミの溶接につきましては、別のコラムでも解説していますので、そちらもぜひご覧ください。
アルミの溶接についてもっと詳しく解説>

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