配管のロウ付け加工方法を解説!溶接や継手との違いも紹介

配管(銅管やアルミ管など)をロウ付けする方法
配管をロウ付けする際は、液体や気体の漏れ、劣化を防ぐため、各工程を丁寧に進めていくことが大切です。
まず、配管の接合部分をカットしてバリ取りし、清掃・研磨を行います。次に、接合部にフラックスを塗布して仮組みを行い、正確な位置に部品を一度付けてから調整していきます。とくに配管が湾曲している場合や段差がある場合は接合の難易度が上がるため、仮付けの段階での調整が非常に重要です。その後、バーナーで加熱して接合箇所にロウ材を流し込み、つなぎ合わせていきます。
小池製作所は、ロウ付け加工を得意としている金属加工会社です。配管など、高い強度や寸法精度が求められる製品の接合においても、お客様のご要望通りの品質で納品することが可能です。配管のロウ付けの依頼先にお悩みの事業者様は、小池製作所へご相談ください。
配管をカットし下処理をする
配管のロウ付けを成功させるには、下処理の工程が非常に大切です。
まず、配管を所定の長さに正確にカットします。この際、切断面にバリや歪みが生じると、ロウ材がうまく流れず、接合不良の原因になることがあります。そのため、切断後にはバリ取りを行い、断面を滑らかに整えることが大切です。
次に、接合部分を研磨し、酸化被膜や油分、汚れを除去します。表面が清潔で滑らかであるほど、ロウ材が均一に広がりやすくなり、接合強度を高めることが可能です。
こうした下処理を怠ると、配管内部で漏れやひび割れが発生するリスクが高まります。ロウ付けの品質はこの初期工程で大きく左右されるため、下準備を丁寧に行うことが大切です。
ロウ付け前にフラックスと仮の組立を行う
配管のロウ付けでは、フラックスの塗布と仮組みも重要な工程です。
フラックスは金属表面の酸化を防ぎ、ロウ材の流動性を高める働きがあります。塗布する際は、接合部にムラなく均等に塗るのがポイントです。塗り残しがあると、その部分にロウ材がうまく広がらず、接合不良を引き起こす可能性があります。 また、フラックスには種類があり、使用するロウ材や母材に適したものを選ぶことも大切です。
フラックスを塗布したら、次に配管同士を仮組みします。このとき、接合する部分のすき間が均一になるように位置を調整し、しっかり固定します。仮組みが不十分なままロウ付けを行うと、加熱中に部品がずれてしまい、意図しない位置で固まってしまう恐れがあるのでこの作業も慎重に進めましょう。
加熱し溶けたロウ材の流し込みロウ付けする
配管のロウ付けでは、まず接合部をバーナーで均一に加熱します。十分に温まったら、ロウ材を接合部に流し込みます。ロウ材は一気に大量に流し込まず、少しずつ様子を見ながら追加することが大切です。多すぎるとロウ材が想定外の場所へ垂れたり溢れたりして、見た目が悪くなるだけでなく寸法や強度などにも影響が出てしまいます。
ロウ材がすき間全体に行き渡ったら、自然に冷めるまで動かさずに固定します。完全に固まったことを確認したら、表面に残ったフラックスやはみ出したロウ材などを除去し、漏れやひび割れがないか、問題なく使用できるか確認して作業完了です。

配管のロウ付け作業に必要な工具・アイテム
配管のロウ付けを正確に行うには、専用の工具とアイテムを揃えることが大切です。
まず基本となるのが、配管を正確な長さに切断するためのパイプカッターです。切断面のバリ取りには、リーマやヤスリなどが用いられます。
次に欠かせないのがバーナーです。均一な加熱を行うためには、炎の強さや範囲を調整できるバーナーを選ぶ必要があります。使用する配管の材質や太さによって最適なバーナーは異なるため、作業内容に応じた選定が大切です。
その他にも、フラックス塗布用の筆や、組立時に配管を固定する治具、加熱時の耐熱手袋なども必要です。高品質かつ安全にロウ付け作業を行うために、工具は一つひとつ慎重に選定しましょう。
ロウ付け以外の配管の接合方法
配管の接合には、ロウ付け以外にもいくつかの方法があります。代表的なものに溶接と継手があり、用途や条件に応じて使い分けられます。
ロウ付けは中低温での接合に適しており、熱変形が少なく済む一方、より高温・高圧環境に耐える必要がある場合は溶接が選ばれることが多いです。
また、現場での迅速な施工や分解・再組立が必要な配管には継手による接合が便利です。
接合方法の特徴を理解したうえで、コスト・強度・作業性などを総合的に判断し、適切な接合方法を選ぶことが大切です。各手法の特徴と、メリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
配管の接合における溶接とロウ付けの違い
溶接は、配管同士を高温で融かし合わせて一体化させる接合方法で、とくに高圧・高温の液体や気体を流す配管に適しています。ロウは融点が低いため、ロウ付けは高温の液体や気体を流す配管の接合には不向きです。
溶接の大きなメリットは、接合強度が非常に高い点です。圧力容器や熱交換器など、高い信頼性が求められる設備にも採用されています。
一方で、高温での作業が必要であり、熱による変形やひずみが発生するリスクもあるため、技術力の高い作業者による適切な熱管理が必要です。
配管の接合における継手とロウ付けの違い
継手は、配管同士を接続するための部品で、ブッシング式、ソケット式、フランジ式など多様なタイプがあります。継手は、配管の形状や材質だけでなく、流れる液体や気体の種類、温度の条件などを総合的に考慮して選ぶ必要があります。
ロウ付けや溶接と異なり、分解や再組立が容易で、現場での作業性に優れている点が特徴です。とくに水道配管や空調配管など、メンテナンスや取り替えが頻繁に発生する場面で多く使われています。
既築物件など、ロウ付けや溶接といった火を使用する作業ができない現場で配管を繋げる必要がある場合でも、継手は役立っています。

配管のロウ付け加工が必要な場合は小池製作所にお任せください
配管の接合方法には、ロウ付けだけでなく溶接や継手といった方法もあります。ロウ付けであれば、母材へのダメージを最小限に抑えつつ、高い接合強度を叶えられるでしょう。
小池製作所では、カーブや複雑な形状の配管のロウ付け作業にも対応しています。60年以上積み重ねてきた技術と知識を用い、試作から量産までワンストップで対応させていただきます。
スムーズに納品してほしい、長く取り引きを続けられる業者に依頼したいという事業者様は、小池製作所へお問い合わせください。
【お問い合わせ】
電話 03-3731-9953(8:30~17:00 ※土日祝を除く)
お問い合わせフォーム



